館‐yakata‐

ケン:「実は、これこれ、こういうわけなんだ…」

「ほぉー、そういうわけか、ってわかんねぇよ!」


ケンが新入りに説明した。



ケン:「…というわけ。あーもう、めんどくせぇ!」

「じゃ、俺らももう出れねぇのか?…きっついなぁ。おめぇは慣れてるだろうがな」

「え…」

「こいつ、ずっとひきこもってたんだよ。今日3年ぶりに出たばかりだったんだろ?」

「は…はい…」

アイコ:「あの…、2人はお友達じゃ…?」

「ないない。今日初めて会ったんだ。俺は街を暴走してたら、こいつがおどおどと歩いてたから、ちょうど退屈だったし捕まえて遊んでたんだ。なっ!」

「は…はい…」

カノコ:「こんな時間まで遊んでたの?なんでまた、ここに入ろうと…?」

「ただ寝れそうな所を探してただけだよ。こいつも帰りたくないって言うし。でもま、おもしろそうだな!主旨に従うよ!誰にしよっかなー…、お姉さん!」

カノコ:「私!?」


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