館‐yakata‐

「なぁなぁ、恋人になろうよ、おねえさ~ん」

カノコ:「ちょっ…!自己紹介もしないでいきなり失礼じゃない!」

「そうだな、俺はタツヤ。22歳。元暴走族のリーダーだ!」

カノコ:「暴走族…!?…あなたは?」

「マ…マサです…。21歳…」

タツヤ:「声が小せぇよ!もっと元気出せや!」

アイコ:「まぁ…時間も遅いし、また明日ゆっくり話そうか?眠くなってきた…」

ケン:「そうだな、そうしよう」

タツヤ:「俺らの部屋どこ?」

ケン:「たくさんあるからどこでも選べ」



この日から8人での生活が始まった。


その中で恋愛モード(?)になっていたのはタツヤだけ。

タツヤはカノコに付き纏っていた。


タツヤ:「俺気の強い女大好きなんだよー、俺と恋人になってここから出ようぜ!」

カノコ:「私はあんたみたいなガキ、好みじゃないのよ!」

タツヤ:「そんなこと言っちゃって、照れてるだけだろぉ?」

カノコ:「本心よ!もう、うっとおしいのよっ!」


カノコは洗濯物を干すため、走ってタツヤの前から逃げた。


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