館‐yakata‐

その時、館に悲鳴が響いた。



タツヤ:「なんだ!?」

ケン:「…風呂場じゃねぇか?」

アイコ:「行ってみよう!」




4人は風呂場へ走っていった。

すると、ユキとユカリが飛び出てきた。



アイコ:「どうしたの!?何かあった!?」

ユキ:「誰かがお風呂に入ってるの!」

ケン:「ここのメンバーじゃねぇの?」

ユキ:「だって、みんなもう入ったでしょ!?」

ユカリ:「はっ、出て来るようですっ…!」



風呂場のドアに写る影に、一同は凝視した。


…ドアが開いた。



タツヤ:「…なんだ、マサじゃねぇか!」

マサ:「すみません…」

ユカリ:「あっ…あ、そっか。マサさん!」

ユキ:「そういや居たね!ごめん、影が薄いから忘れてた。痴漢かと思っちゃった!」

ケン:「おまえらひでぇな。メンバー忘れんなよ」

タツヤ:「おめーが閉じこもってばかりいるから忘れられるんだぞ!」

マサ:「すみません…」

カノコ:「…まぁよかったわ。何事もなくて。びっくりしたわ、あんな悲鳴あげて…」

ユキ:「ごめん…」


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