館‐yakata‐

カノコ:「あ…」

ケン:「放してくれないんだもん。おかげで寝不足…ふわぁ~…」

カノコ:「ごめん…。私何も覚えてないわ…」

ケン:「…寝ぼけて俺のシャツ掴んで、ママのそばにいなさいって言ってたぞ。いつ俺のママになったんだ?」

カノコ:「いや、それは……」

ケン:「まぁいいけど。じゃあな、俺今から寝る」


ケンがカノコの部屋を出ようとした時カノコは…


カノコ:「子供がいるの……」

ケン:「…そっか。……ミカ?」

カノコ:「なんで知ってるの!?」

ケン:「名前も寝言で言ってたぞ。カノコ眠ると不用心だな。あんなこととかこんなこととか、いろいろ喋ってたぞ。おもしろかった」

カノコ:「うそっ!?」

ケン:「うそ」

カノコ:「もうっ!からかわないでよ!…眠いんでしょ、早く部屋に戻って寝たら!?」

ケン:「はいはい、そうするよ」



子供がいると明かしたけど、さほど驚かなかったケンにカノコは驚いていた。




アイコ:「あ、ケン、おはよう!」

ケン:「おはよう。おやすみ」

アイコ:「…え?」


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