館‐yakata‐

カノコ:「こらぁぁあああっ!!」

タツヤ:「ひぃぃぃっ、なっなんだ!?」


2人はカノコの大声にびっくりして飛び起きた。



カノコ:「何なのよこれは!?こんなに散らかして、こんなとこにそんな格好で寝て、他の人の迷惑を考えなさいよ!大体居間で飲んでてなんで台所まで移動してんのよ?」

マサ:「ごっ、ごめんなさいっ…、なんでだ…?」

タツヤ:「あー…、カノコ朝から元気だなぁ。俺ボーッとしてる。…今何て言ったの?」

カノコ:「知らないわよっ!ちゃんと片付けなさいよ!」

カノコは激怒して、仕方なく洗面所に水を飲みに行った。



アイコ:「ほら怒られた」

タツヤ:「えへへ。アイコ、片付け手伝って?」

アイコ:「ばいばーい」

タツヤ:「ケチ…」


タツヤとマサは、のそのそと片付け始めた。






それぞれが思い思いの時間を過ごし、この日もあっという間に日が暮れた。

夕食は基本的にみんなで食べるようにしている。



カノコ:「みんな揃った?」

ユカリ:「1、2……ひとり足りませんね」

アイコ:「またマサ?」


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