館‐yakata‐

タツヤ:「おう、これからじいちゃんと3人で月見するんだ!カノコもどうだ!?」

カノコ:「また飲むの?」

タツヤ:「いいだろ!こんなとこに閉じ込められちまうし、カノコは俺のこと好きになってくれないし、飲まなきゃやってらんねぇよ!」

カノコ:「…ほどほどにしなさいよ」

アイコ:「何やってんの?」

タツヤ:「アイコもどうだ?月見酒!」


タツヤは焼酎瓶を掲げアイコを誘った。

アイコは瓶を取り上げた。



タツヤ:「何すんだよっ!」

アイコ:「もうお酒は禁止!」

タツヤ:「なんでおめぇがそんなこと決めんだよ?あるもんは飲むぜ」

アイコ:「ゆうべのこと覚えてないの!?」

タツヤ:「ちゃんと片付けりゃいいんだろ!」

アイコ:「そうじゃなくて!…なんで今日、ユキが部屋から出てこなかったのかわからないの?」

タツヤ:「え?」

アイコ:「マサ…、ユキに謝って」

マサ:「え、僕!?」

アイコ:「はぁ…覚えてないんだね」

カノコ:「何?どうしたのよ?」


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