館‐yakata‐

ﾓﾓｺ:「ねぇ、これは何て読むの？わかんない？」

ﾕｷ:「え？え～っと……」


ユキが立ち上がった時ちょうどモモコが聞いた。




ﾕｶﾘ:「休憩して、みんなで飲みましょうか！このお２人、お勉強してるんですよ。えらいですよね！」

ﾏｻ:「はい…そうですね…」

ﾓﾓｺ:「ねぇ、マサくんはこれ読める？」

ﾏｻ:「これは…ゆううつです」

ﾓﾓｺ:「そうか！マサくん頭いいんだね！ユキちゃんに聞いたけどわかんなかったよ」


ユキは急いでお茶を飲み干した。



ﾕｷ:「モモ、勉強マサにみてもらいな！私はバカだからね。じゃ！」

ﾕｶﾘ:「ユキさん、お茶もういいんですかー？…行っちゃいました」


ユカリはこの前のことは知らなかった。




ﾏｻ:「…………」

ﾓﾓｺ:「……モモ勉強やーめた。ケンくんトイレ終わったかなぁ？」


モモコはケンを探しに行った。



ﾕｶﾘ:「あら、消しゴム忘れて行っちゃいましたね」

ﾏｻ:「…………」

ﾕｶﾘ:「…………」



沈黙の中、マサが口を開いた。