館‐yakata‐
ダイゴ:「まさか監禁状態になるとは思わなくて…。でも大丈夫だ。信頼できる社員がいるから」
カノコ:「23歳で社長だなんて、すごいわぁ」
女性陣はダイゴを囲み、盛り上がっていた。
他の男性陣はおもしろくなかった。
タツヤ:「社長だって。23歳だって」
ケン:「俺より年下だよ…」
マツ:「わしよりうんと年下じゃ」
マサ:「…………」
この日の夕食の片付けはカノコとアイコが当番だった。
新入りのダイゴは自ら片付けを手伝い始めた。
カノコ:「あ、いいわよ。社長さんにそんなことしてもらっちゃあ…」
ダイゴ:「ここでは肩書きは関係ないだろ。人数が多い方が早くすむよ」
カノコ:「そうね。じゃあお願い」
その様子を他のメンバーたちは見ていた。
タツヤ:「あのやろう、かっこつけやがって」
ユカリ:「自分からすすんで手伝うなんて素晴らしいじゃないですか」
タツヤ:「当番でもないのに余計なお世話なんだよ!」