館‐yakata‐

ユキ:「ブーブー言ってないでタツヤもしてきたら?カノコ、目がハートになってたからダイゴにとられちゃうよ」

タツヤ:「うるせえ。マツじぃ、また月見ながら…」


ユキの表情が一瞬凍り付いた。


タツヤ:「…オセロでもしようぜ」

マツ:「よし、わしゃ負けんぞ!」



本当は酒が飲みたかったタツヤと、えらく意気込んでたマツノスケは肩を組んで縁側へ向かった。



ユカリ:「あれ、モモコちゃんは?ケンさんにくっついていませんね」

ケン:「あっち」


モモコはダイゴのそばにいた。


ユカリ:「まぁ」

ケン:「その程度だったんだよ。ガキなんだから…」

ユキ:「ちょっとガッカリしてない?」

ケン:「せいせいしてるよ。さっ、風呂でも入ってこよっ」



ユキとユカリ、マサの3人になった。



ユキ:「…ねぇユカリ、私らもあとでダイゴんとこ行こうよ!」

ユカリ:「そうですね、行きましょう!」

マサ:「あ…あの、ユキさん…」


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