館‐yakata‐

マサはユキに声を掛けたが、ユキは聞こえないふりをしていた。



ユキ:「あっ、もう片付けすんだみたいだよ、行こっ」


ユキはさっさとダイゴのところへ行ってしまい、マサは何も言えなかった。


ユカリ:「ま…待ってくださーい」


ユカリもその様子が気になりながら、ユキを追った。

マサはひとり、部屋に戻った。






女性陣はまたダイゴを取り囲んでおしゃべりを楽しんでいた。



タツヤ:「げ、まだしゃべってんのかよ?睡眠不足は肌に悪いぞー」

カノコ:「なによ!入ってこないでよ!」


タツヤの顔を見た途端、それまでのカノコの表情は変わった。



タツヤ:「なんだよ!?喉が渇いたから水飲みに来て悪ぃかよ!?」

ダイゴ:「まぁまぁ、もうこんな時間だ。タツヤの言う通り肌に悪いからもう寝よう」

女:「はーい」

ダイゴ:「俺の部屋はどこかな?」

カノコ:「私、案内するわ」

モモコ:「ずるい~」

カノコ:「子供は早く寝なさい!」

ダイゴ:「ははは、また明日ね、モモコ」


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