館‐yakata‐
カノコは率先してダイゴに館内を案内した。
タツヤ:「俺がここに来た時、誰か案内してくれたっけ…?」
「…………」
アイコ:「さっ、寝よっか!ふわぁ~…眠…」
タツヤ:「誰か一緒に寝てやろっか!?」
ユキ:「変態!!」
タツヤ:「なんだよ…、ずいぶんダイゴの前と態度が違うじゃねえか」
タツヤはひとりでぼやいていた。
そして…
タツヤ:「やってらんねぇ」
禁止されてた酒を少し飲んだ。
翌日、そのニオイにアイコが気付いた。
アイコ:「誰かお酒飲んだでしょ!?」
アイコはみんなの前で大きな声を出した。
タツヤ:「…はーい、飲みましたよー」
アイコ:「なんで!?禁止だって言ったじゃん!」
タツヤ:「ちょっとくらいいいだろ!こんなとこに閉じ込められて、酒でも飲まずに何が楽しいんだよ?」
アイコ:「お酒のせいで傷ついた子がいるのよ!その子の気持ち考えたら飲めないはずだよ…!」
マサ:「すみません!僕がいけないんです、タツヤは悪くありません!」
マサが声を張り上げた。