館‐yakata‐

カノコ:「当番をさぼるなんて最低よ!!」

タツヤ:「忘れてたんだよ!いてぇよ!」



2人はユキの前を台風のように通りすぎていった。

ユキは呆然としていた。






タツヤはさっさと片付けを済ませ、マツノスケとマサのところへ戻った。



タツヤ:「あーまったく、カノコってばキッツ!ダイゴにもあんな言えんのか?」

マサ:「ダイゴは言われるようなことしないんじゃないですか?」

タツヤ:「うっせえ。おめぇ落ち込んでるわりに言うなぁ」

マツ:「はっはっはっ、大変じゃったのう」

ユキ:「お疲れ様」


そこに突然、ユキが酒とつまみを持ってきた。



タツヤ:「うおっ、酒じゃん!もう解禁したのか?いただきまー…」


―バシッ


タツヤは喜んで酒を手に取ると、ユキがタツヤの手を叩いた。



タツヤ:「いってぇなぁ…何すんだよぅ…」


カノコといいユキといい、もうタツヤは半ベソ状態だ。



ユキ:「マサ、飲んで」

マサ:「え…、でも……」


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