館‐yakata‐
ユキ:「もう一度、酔った状態で謝ってほしい…」
タツヤ:「…いいのか?こいつまたへんなことするかもしれねぇぞ?」
ユキ:「…覚悟してる。タツヤ、マッツァン、その時は助けてね」
タツヤ:「お…おう」
マツ:「わかった。助けるよ」
ユキはマサに酒を差し出した。
ユキ:「…飲んで」
酒を受け取ったマサの手はふるえていた。
マサ:「…………」
タツヤ:「マサ!ユキがここまでやってんだからおめぇも覚悟決めろ!」
タツヤの声を聞き、マサはふるえる手を抑え、深呼吸をして渡された酒を一気に飲んだ。
そして酔えるまで、何杯も何杯も飲んだ。
15分後、マサの目から涙が零れてきた。
タツヤ:「…マサ、大丈夫か!?」
マサ:「ううっ…、ユキ、ごめんなぁ…!おめーをこんなに傷つけちまってたなんてよぉ…」
マサは酔って豹変はしたが、ボロボロに泣きながらユキに謝罪した。
ユキ:「いいよ。…私もシカトとかしてごめんね」
マサ:「許してくれるのか!?ありがとよ~」