館‐yakata‐

ユキ:「そんなの気にすることないじゃん。歳なんか関係ないよ!」

マサ:「…………」

ユキ:「行きたくないの?」

マサ:「行きたい……けど………」

ユキ:「じゃあ行こう!何度だってチャレンジだ、オォー!!

マサ:「オー……?」


この日からユキとマサは同じ目標を持ち、毎日一緒に勉強するのであった。



タツヤが言い出したこのゲームは意味がなくもなかったようだ。






アイコ:「ねぇ、今日の洗い物係り、誰?たまっちゃってるよ」

ケン:「マサだろ?」

タツヤ:「あいつ部屋にこもってユキと勉強なんかしてるよ」

アイコ:「そうなの?じゃあマサと同じ部屋のタツヤがやって」

タツヤ:「は?なんだよそれ、やなこった!」

ケン:「助け合おうぜタツヤ。俺も手伝うからさ」

タツヤ:「男2人で洗い物かよ!?いいよ、俺がスパーっとピッカピカにしてやる!」


タツヤはへんに洗い物に燃え出した。



ケン:「単純なやつ」

アイコ:「ねぇ、この館地下があるの知ってた?」

ケン:「えっ、マジで!?知らねぇ」


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