館‐yakata‐
モモコ:「モモ怖い~」
ケン:「自分で「行く」って言ったんだろうが」
モモコ:「ケンくん、手つないで」
ケン:「…しょうがねぇな」
アイコ:「それにしても長い階段だね…。…もう上がろうか!?」
ケン:「アイコも怖いのか?手つないでやろうか?」
アイコ:「えっ…」
ケンは空いてる片方の手をアイコに差し出したが…
モモコ:「アイコちゃんはモモがつないであげる」
アイコ:「…ありがと」
モモコは2人が手をつなぐのを阻止した。
だからモモコは2人の間でカニ歩きになって、下りていったのだった。
地上ではタツヤが洗い物を終えるところだった。
タツヤ:「よっしゃあ!完璧だぜ!」
見渡すと、辺りには誰もいなかった。
タツヤ:「…みんなどこにいるのかなー」
タツヤは館をブラブラとした。
タツヤ:「マツじぃは昼寝、マサとユキはお勉強、ユカリは……何してんの?」
ユカリ:「ヨガです。体にいいんですよ。タツヤさんもどうですか?」
タツヤ:「無理だよ、そんなポーズ…。俺体かてぇもん」