館‐yakata‐

ケン:「地下っていうか…、ずっと階段だったけどな」

アイコ:「最初は下ってたのに、いつの間にか上がってたよね」

タツヤ:「なんじゃそら?わかんねーけどおもしろそうだな!アイコ、俺ともう1回行かねぇ!?」

アイコ:「もういい!疲れた…。ひとりで行って。でもそんなにおもしろくなかったよ」

タツヤ:「ちぇっ」

ケン:「ところでこの人は…?」

タツヤ:「こいつはさっき来たばかりのユウタだ。ユウタ、こいつらがさっき話した3人」

ユウタ:「はじめまして。よろしくっす」

アイコ:「新入りさんね!よろしくー」

ケン:「ユウタ、来て早々悪いんだけど、こいつ、モモ部屋まで運んでくんね?おまえ力ありそうだし、俺もう腕がしびれてきた」

モモコ:「やだぁ…ケンくんがいい…」


モモコはケンの背中で寝ぼけながらもそう言った。


ケン:「もう勘弁してくれ」

ユウタ:「いいっすよ。部屋どこっすか?」

ケン:「えっと…、あのつきあたりの部屋。悪いな」


ぐずるモモコをユウタに渡した。


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