館‐yakata‐

ケン:「…でかいな」

タツヤ:「体だけじゃなく心もでかいと俺は見たな!」

アイコ:「ケン…、さっき扉開いた時、私とユウタ、間違えなかったっけ…?」

ケン:「え…、そうだっけ…?」

アイコ:「…ダイエットしなきゃ」






その日の夜は、ユウタの歓迎会でドンチャン騒ぎになった。



タツヤ:「次!俺唄いまぁっす!」

アイコ:「タツヤずっと唄ってるじゃない!もうこんな時間だしそろそろ片付けなきゃ」

タツヤ:「アイコちゃあん、何しらけたこと言ってんのぉ。自分が食えないからって八つ当たりすんなよなー」

マサ:「そうだそうだー、みっともないぞー」

ユキ:「マサ酔ってんのぉ?あと3ページやろうって言ったじゃん!」

マサ:「大丈夫だよ、酔ってなんかなーい」

モモコ:「ケンくーん、あっちで卓球しようよー」

ケン:「やだ。超疲れてる。誰かさんのせいで腕痛いし。子供は早く寝なさい」

モモコ:「モモ全然眠くなーい」

ケン:「…だろうな」



タツヤはふざけてポップコーンを飛ばしばらまいた。


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