館‐yakata‐

ユカリ:「アイコさんこそ…。あの、ゆうべは場を壊すようなことをしてすみませんでした…」

アイコ:「ううん、私もなんだかイライラし過ぎていて…ごめんね」


ユカリも一緒に片付けはじめた。



ユカリ:「アイコさん…、私……ユウタさんに一目惚れしました!」

アイコ:「えっ、ほんとに!?あ、だからゆうべあんなにムキになって…」

ユカリ:「つい…。バカですよね、私…。ああ、もう何がなんだか…」

アイコ:「ふふ、よかったね好きな人できて!がんばんなよー」

ユカリ:「はい!…アイコさんはどうなんですか?」

アイコ:「私は全然ないね。だってケンとタツヤだよ?マサはあんまり出て来ないし…。あーあ、いい男入ってこないかなぁー」

タツヤ:「こんなんで悪かったな」

アイコ:「タツヤ!…あの、別にそういう意味じゃなくって…」

タツヤ:「あー頭痛い。水、水…」


アイコ:「ゆうべ飲み過ぎたんでしょう!やめなって言ったのに…」

タツヤ:「あー…、二日酔いもあるけどなんか風邪っぽい。俺今日寝てるから…メシもいらん」

アイコ:「そう…」


< 67 / 111 >

この作品をシェア

pagetop