館‐yakata‐
水を1杯飲んで、タツヤはふらふら部屋に戻って行った。
ユカリ:「ヨガ効かなかったんでしょうか…?」
アイコ:「…ヨガ!?」
その日の午前中、また新しく館に入って来た者が…
「えっ、じゃあもう出られないのかい!?」
ケイという名の老婆であった。
アイコ:「あの…、恋人探しで…?」
ケイ:「いや~、もう恋人なんて歳じゃないよ。恥ずかしい話、行く所がなくてぶらぁっと入っちまったんだ…」
マツ:「…おケイちゃん!」
玄関にやってきたマツノスケが今までにないような大きな声をあげた。
マツ:「おケイちゃんじゃろ!?」
ケイ:「…マツノスケさんかい?あのマツノスケさん…!?」
2人は知り合いだった。
メンバーは集まり、マツノスケとケイの昔話を聞いた。
マツ:「おケイちゃんとは学生時分に付き合っとったんじゃよ」
ユカリ:「もしかして…初恋のお相手ですか!?」
マツ:「ああ、そうじゃ」
アイコ:「おおー!しかもまたこうやって再会できるなんて…素敵!」