館‐yakata‐
ユカリは激しく照れていた。
アイコ:「おそよーう、寝坊しましたぁ…」
アイコが起きてきた。
タツヤ:「よぅ」
アイコ:「あ、タツヤもう気分いいの?」
タツヤ:「おう、俺様は不死身だぜ!」
アイコ:「よかったね!……あれ、なんか人数少なくない?…別行動?」
状況をアイコに説明した。
アイコ:「急展開…。なんだかみんな、お別れも言わずに出て行っちゃうね」
ケン:「だな…」
残された6人はしんみりとしている。
モモコは…泣き出してしまった。
モモコ:「…外に出たい。ママに会いたい…。ママ……」
そんなモモコをアイコはそっと抱きしめた。
モモコ:「うっ…うっ…ケンく~ん……」
モモコはアイコをそっと振り払い、ケンの所へ行った。
アイコはムッとし、ケンは苦笑いを浮かべていた。
夜、風呂でアイコはユカリに愚痴をこぼしていた。
アイコ:「何なの、あのガキ!ママを恋しがって子供らしいとこもあるんだ、かわいーとか思ったりしてバカみたいだった!ケンケンって、ケンがあんなガキ相手にするわけないじゃん!この館に最後まで残るのはあの子なんだからぁー!!」