館‐yakata‐

タツヤ:「おー、ケン!見てみろ、今夜はヤケ食いパーティーだってよ!アイコがダイエットでうっぷんがたまってるらしいんだよー」

アイコ:「そうなの~、って!ダイエットなんかとっくにやめたもん!」

タツヤ:「なんでだよ、いつか抱っこした時腕ちぎれそうだったぞー」

アイコ:「えっ、うそ…」

タツヤ:「うそだよ、俺の力なめんなよ」

アイコ:「もう!!」

ケン:「…なんか夫婦漫才みたいだな」

アイコ:「夫婦!?ケンってば何言ってんのー!!」


バシッ



動揺したアイコは、またケンの肩をおもいっきり叩いた。



ケン:「痛いってば…」

アイコ:「ごめん…、重ね重ね……」

タツヤ:「食おうぜ!こんなごちそう見たことねぇよ。なーユウタ」

ユウタ:「ういっす!うまいっす!」

ユカリ:「おいしいですねー」



正にヤケ食いの如く、みんなでがっついた。

けれど、ケンはあまり箸が進んでいなかった。



ケン:「ごちそうさん」

アイコ:「ケン、もういいの?」

ケン:「ああ。うまかったよ。アイコはいいな。こんなすごい腕があって」


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