館‐yakata‐

アイコ:「そう…。純情だねぇ…」

ユカリ:「私…どうしたらいいのでしょう…。好きなのに…なんで逃げてしまうのでしょう…」

アイコ:「うーん……。…卓球は?」

ユカリ:「卓球…ですか?」

アイコ:「ヨガだとユカリ、教えるのに熱入るじゃん?」

ユカリ:「ええ…」

アイコ:「で、つい触れてパニックになったりするけど、卓球なら適度な距離あるし、球に夢中になって、でも2人でやってる感動もあって…無理なく2人で遊べるんじゃないかな?」

ユカリ:「そうですねぇ…。でも私卓球やったことないんですよ…」

アイコ:「テニスでもバトミントンでもキャッチボールでもいいんだよ。それにルールにかたくなんなくてもいいんだよ」

ユカリ:「そうですね…」

アイコ:「まぁ、私も恋愛経験あんまりないから、本当はよくわかんないんだけどね…」

ユカリ:「明日…誘ってみようかな…」






翌朝、アイコが朝食の片付けをしていると、背後が急に暗くなった。



アイコ:「あれ?…きゃあっ!」


ガシャーン


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