大好き!
私を見ながら村山彰人は話を続ける。
「まだあんなことしてるのか?」
え・・・もしかして知ってるの?
「何度か、お前が男と一緒の所を見たことがあって。」
「な~んだ、知ってたんだ・・・」
私に寄り付く男はみんな同じ。
きっとこの人も・・・
「じゃ~する?口止め料の変わりにタダにするよ。」
「ふざけんなよ!
お前、無理してやってるんじゃないのか?」
「・・・・・」
「何でこんなことしてるんだよ!やりたくないなら、やらなきゃ良いだろう!!そんなにお金が欲しいのか?」
本当はこんなこと嫌だった。
やめたかった・・・・
でも、怖かったからやめられなかった。
やめろなんて言ってくれる人、今までいなかったから。
みんなお金さえ払えばって思ってたから。