身代わり恋愛
私の価値
頭に感じるかすかな感触がとても心地よくて、ゆっくり目を開ける。
すると、私の頭を優しく撫でる聖也が目に入った。
情交が終わると、いつもの聖也に戻るんだ。
「起きた?」
「うん…」
この瞬間は、好きなようで好きじゃない。
優しい聖也はもちろん好き。
でもなんだか、もう用がないって言われてるようで辛くも感じる。
やっぱり、私は身体を満たすだけのものなのだろうか。