身代わり恋愛

「ありがとう」


「別に、たまたまだし!じゃあ気をつけて帰れよ」


「うん」




特に会話が弾むわけでもなく、駅まで辿り着いた。



私といて楽しいわけないのに。



一馬は一生懸命話をしてくれた。



それが、私への気遣いなのかは分からないけど、でもそれは非常にありがたい事で。


やっぱり、一馬といると穏やかな気持ちになれる。


< 23 / 108 >

この作品をシェア

pagetop