君の温もり、君の優しさ。
なんて思ってたら、
帰りのチャイムが鳴った。
帰りたい。
早く家に帰りたい。
なのに・・・。
「海波~ッ」
司・・・
もうヤダッ・・・。
「亜美奈連れて女子トイレ行こうぜ?」
――――!!!!
亜美奈に、酷いことするの!?
あ、だから何心配してんのあたし。
「いいよっ」
上辺だけの笑顔。
司と舞花との友情は
これにて終わりだよ。
いじめ仲間なんて・・・。
「亜美奈ちゃんっトイレ行こうぜ?」
「司ちゃ、」
ドッ・・
「痛ッ・・・・」
亜美奈は舞花に背中を軽く
殴られた、
「いいから来いよ」
司が耳打ちをして、
無理やり連れて行った。
「みなぴゃ~ん!」
舞花、もうそれ笑えないよ・・・。
足が動かない―― ・・・。