君の温もり、君の優しさ。
海波Side**
胸がうるさい。
ドクドクドクドク。
止まれって想うほど。
司に、嫌われた・・・?
「舞花、海波行こうぜ」
司に名前を呼ばれて
安心している自分がヤだ。
「海波ちゃん・・・」
亜美奈の方を見る。
冷たい目で。
固く睨みつけた、
あんたのせいで
ターゲットになったら・・・。
あたしって弱いな。
卑怯だな。
臆病者だな。
だけどそれでもいいんだ。
自分が傷つかなければ。
そう思ってるって
サイテー。