君の温もり、君の優しさ。
翌日...
「司、舞花!おっはよぅ♪」
「おはよう~」
「おっは!」
「海波、そこ通りよくなかった?」
「あ・・・ どうりで~っ!」
亜美奈の机がなくなっていた。
・・・探しに行っているのだろうか。
――ガラッ ・・・
ざわざわしていた教室が
一気に静まり返る。
亜美奈・・・
「ねぇ、海波ちゃん、」
「!?」
「今日、一緒にお昼ご飯たべよ!」
・・・は?
何言ってんの、こいつ。
いじめられてるのわかってんの?
「おい、」
「何?司ちゃん、舞花ちゃん。」
「お前、調子乗んなよ?・・・舞花」
「はいよぅ♪」
舞花は、バケツを持って、
雑巾の入っている水を
亜美奈へ躊躇なくぶっかけた。
バシャァァァァッ ・・・ ・・ ・ ・・
「プッ・・ あははははっ」
「ざまぁ~」
教室が、笑いと化す。
「あははははははっ」
あたしもつられて笑い出す。
馬鹿だ、亜美奈は。