寂しいなんて言わない
新たな恋?
変わり始めた関係
「ケガのこと?教えてくれて
ありがとう………」
「ぅん………」
病院を出て、カフェに入った。
ここは、相澤くんの知り合いが経営してるから
死角の良い席を案内してもらった。
「あんなとこ、見たくなかった」
そうつぶやいた瞬間に
涙が溢れた。止めようにも
そう、都合良くは止まってくれなかった。
「俺も、あんな顔させるくらいなら
教えなきゃ良かった」
相澤くんの小さい声にえ?、と
顔を上げると、隣りに座ってた
相澤くんの手が、頬に触れて、
キス、された。
「んっ…………………」
不思議と嫌ではなかった。
だけど、頭に浮かぶのは
基夜の顔。