【完】藍蝶-1-
★第四章★
スキーへ行こう
あの告白以来、春くんは必要以上に私に話し掛けなくなった。
抱き着かなくなった。
それが、ものすごく寂しい。
羚たちはケンカでもしたのかと思ってる。
それに最近の春くんは、告白されてばっかり。
春くんが女に呼ばれるたんびに私の胸はズキズキしてくる。
まぁ、春くんは全部断ってるみたいだけどね。
告白を断ってるって、羚たちから聞くと私は安心する。
春くんと遊園地に行かなければ、こんな思いすることにならなかったかな?