【完】藍蝶-1-

詩乃「じゃあ、自分たちの部屋に解散しよっか。皆、今日はありがとう」

皆がいたから、ケリをつけることが出来た。

柚瑠「詩乃、ちょっと良いかな?」

自分の部屋に帰ろうとしたら、柚瑠に声を掛けられた。

詩乃「うん。春くんは、先に戻っててくれる?」

いつもに増して、真剣な顔だったから断れなかった。

春くんを見ると、なんとも言えないぐらい悲しい顔をしていた。

ズキンッ

あんな顔をさせてるのは…私。

柚瑠「じゃあ、こっちに来て?」

春くんの悲しそうな顔から目が離せなかった。

けど、柚瑠のところに行かなきゃいけなかったから春くんから目を離し、柚瑠のあとをついていった。
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