【完】藍蝶-1-
ドンッ
私は、やっとの思いで柚瑠を押し返した。
柚瑠「えっ?」
すごく驚いた顔をしている。
柚瑠からのキス、拒んだことないもんね。
詩乃「ごめんなさい。私、柚瑠は好きだよ?大切だよ?でも、それはね友達としてなの。だから……」
どうしよう。
良い言葉が見つからない。
柚瑠「他に好きな人が出来ちゃったのかぁ。なら仕方ないね。これからは良い友達でいようね」
柚瑠は元気そうに、でも泣きそうな顔で言い、この場を去っていった。
私は柚瑠を振り、春くんを好きだと気付きました。
私の初恋は終わりを告げました。