私の幸せ
奇妙なほど、朝の病室は静かだった。
聞こえるのは、歩希の家族の泣き声だけで、胸が痛い。
ピッピッ…
機械につながれて動かない歩希。
「あ…歩希」
私の頭は真っ白で何もわからなかった。
私は歩希の手を握った。
いつもの大きくて暖かい手。
「歩希っ!!歩…歩希」
泣きながら名前を呼んだ。
ビクッ。
歩希の指が動いたんです。
「雅…ごめんな。やっぱり俺もう無理みたい」
歩希は無理して作った笑顔で言った。
「何言ってんの。歩希は、生きるの。生きなきゃダメなの」
歩希は首を振った。
「いつでも…そばにいるから。ありがとう。雅…大好きだ。」
それから時間は止まったようだった。
聞こえるのは、歩希の家族の泣き声だけで、胸が痛い。
ピッピッ…
機械につながれて動かない歩希。
「あ…歩希」
私の頭は真っ白で何もわからなかった。
私は歩希の手を握った。
いつもの大きくて暖かい手。
「歩希っ!!歩…歩希」
泣きながら名前を呼んだ。
ビクッ。
歩希の指が動いたんです。
「雅…ごめんな。やっぱり俺もう無理みたい」
歩希は無理して作った笑顔で言った。
「何言ってんの。歩希は、生きるの。生きなきゃダメなの」
歩希は首を振った。
「いつでも…そばにいるから。ありがとう。雅…大好きだ。」
それから時間は止まったようだった。