私の幸せ
「…やび!!雅っ!!」
両親の泣いた顔。
私、生きてるんだ。

「お願い、雅。ご飯食べよ?死んじゃうよ。歩希君…歩希君は雅に生きてほしいって思ってるよ?」
お母さんが歩希の名前をだした。

もう歩希はいない。
でも、歩希が夢で言った言葉が気になる。
夢は夢かな…

私は、その日から大量の点滴を使うようになりました。
食べ物は喉を通らないから、せめて栄養だけでもって。
私はどうでもよかったけど。

生きる理由を無くしたから…。
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