私の幸せ
「辛そうだな。大丈夫?」
蘭斗の暖かい言葉に安心しました。

私を励ましてくれるのは、美幸ちゃん。
でも、美幸ちゃんには彼氏がいる。

蘭斗は、何かといって私を励ましてくれたんだ。
とくに何をしてくれる訳でもない。
でも、暖かい言葉をくれた。
歩希の死を乗り越えれたのは、私の赤ちゃんと蘭斗だ。



蘭斗を部屋に入れた。
私の体を気にしてくれた。
部屋に行って座ると
「話があるんだけど」
って言われた。

蘭斗が私に話すことは、
大抵歩希のこと。
でも死んでからは、あまり名前を
出さなくなったけど
繋がりがあったと思う。

「なに?」 
私が言うと蘭斗は静かな声で
「歩希」
って言った。
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