私の幸せ
4月22日に無事産まれましたよ」

先生は笑顔で言ってくれました。
私は嬉しくって安心して
泣いてしまいました。
でも、

「雅ちゃんの赤ちゃんは確かに生きてるよ。でもね、少し小さいんだよ」

先生いわく
私の15歳の体での双子は狭かったみたい。
だからうまく呼吸をするのは
赤ちゃん達にとって大変みたいなの。

「会ってみようか」

その言葉をどれだけ待ったかな。
歩希と私の子供に会えるんだ。
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