私の幸せ
教室を出て、屋上へ。

そばにいることわかってるのに、やっぱり心配で不安。
ずっとそばに感じられても、死んでしまうことは怖い。

もう時間は無いことわかってる。

ガチャ。
扉のあく音がしました。
「雅…」
私の泣いてる姿を見て、かすれた声。

そこにいたのは、歩希の幼なじみで親友の真田蘭斗でした。
「ごめん。俺も知ってたのに、攻められるのは雅だけだった」
蘭斗は、悲しい顔をした。
きっと私と同じ気持ちなんだろう。

「蘭斗、歩希死なないよね?」
こんな質問答えれるはずないのに、私は言った。
答えは分かっているのに…

蘭斗は答えませんでした。
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