LOVE BOX~光を探して~
せめて楽に。
せめて苦しまずに。
もがき苦しんだ私の最後のワガママを通すため、インターネットという媒体を通して、私は今日も箱の中にいる。
「精神科に通えば、薬が貰えるから」
「効かないって言い続ければ、もっと強い薬になるから」
「何件も通うのは……ここでは常識だよ」
「吐いたら失敗するから……ヨーグルトとアルコールで飲んだらいいよ」
仲間達の言葉が背中を押す。
否定の言葉なんて一つもない。
理由も聞かない。
どうかいい旅を、と順番に見送りをしたり……見送られたり。
そうまるでこの箱は「death box」
私を、遠い空へと運んでくれる……死の箱だ。