LOVE BOX~光を探して~
そうしてよろよろ……と一日を終え、帰宅した私はいつもの様にお酒と、決して吸収する事の無い夕飯を手にボタンを押す。
そんな私を否定することなく、私の「death box」は小さく音を立て振動して動き出す。
その音はまるで「お帰り」って言っているみたいにも感じられて……。
今では一番落ち着く時間。
一人でいられる大切な時間。
回線に繋がり、日課になったメールチェック。
そこには……。
【昨日はありがとう!また話そうね】
リュウジから、送られて来たその言葉に少しだけ、ふっと笑顔が戻る。
こんな私でいいんだと、そう言ってくれる相手がいる事。
それは本当に救われる事。