LOVE BOX~光を探して~



寒い2月が過ぎ……春がやってくる。



このまま行けば、6月には薬も貯まり飲むことが出来るだろう。



それなのに。



「あやは自殺するような人に思えないんだけど……」



そんな事を……言って来たりする。



リュウジは自分勝手だよ。



自分は相手を見つけたからいいの?



知りたくないのに



彼の相手。24歳女性、リュウジの家の近所に在住。そんな事まで話してくるから……。



強がりな私は



「良かったね。ワイドショー見てるよ」



なんて……また、冷たく突っぱねる。



「あやにも相手探しのページ教えておくね」



それなのに、冷たい私を気にも留めずアドレスと共にその人との計画を話すリュウジ。



そんな文字を見つめながら、私の心にはなぜかイライラが募っていった。



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