LOVE BOX~光を探して~




「これから……どうする?」



緊張した面持ちで聞くリュウジ。



今更……自分を大事にしようなんて思えない私は



「どこか泊まれる所連れてって?」



「って……ラブホとかしか無いし。それじゃマズいよね?」



「別にいいよ?」



そんな、私に気を使うリュウジの事も、たぶん信じてなかった。



結局は一緒なんだよね?って



思ってた。







暗い、細い道を抜けてひた走る。



土地勘のない私は、彼に運転を代わり……リュウジは少し迷いながらも近くの小さなラブホを見つけて入って行く。



初めて逢ったと言うのに……その横顔はまるで昔から知っていたようで



何故か、不思議と嫌悪感は無かった。


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