LOVE BOX~光を探して~
その、文字を見ているだけで高鳴る鼓動。
それと共に湧きあがる不安。
どうしても、どれだけリュウジの優しい言葉を信じようとしても不安になる。
本当に大切な約束は守られない……だから泣いてばかりだった私。
リュウジを信用していても、彼の家族に途中で引き止められるんじゃないか?
バイクで来る間に事故に遭ってしまうんではないか?
そんな事を考え出したら気が気じゃなくて……サービスエリア毎にくれる電話を緊張しながら待ち続ける。
私の幸せはいつも消えてしまうから……こんな誰でも交わすような言葉すら素直に受け入れられないなんて。
出たい。
今度こそここから脱出したいよ。