お嬢様の秘密Ⅱ
もめて1ヶ月が過ぎた。
高熱が出て入院させた病院で子供が狙われた。
国松を潜入させて調べさせたところ、夜病室に入り込んだやつがいたらしい。
それは恵梨香が手配した殺し屋。
脅しのために毒針を打ち付ける算段だったらしい。
お金で雇われたやつだったからボロボロと喋ってくれたわ。
「本気………だったな、恵梨香。」
「ねえ………大樹、私の考えを怒らずに聞いてくれないかしら?」
「何………?」
「子供を………ユリを沙那に預ける。」
「………俺も同じこと考えていた。稲生家は山岸家、秋本家とも関係が深いからな。」
「後継者………恵梨香の子…………。」
「俺が絶対阻止するから」
後日お義父様に話した。
「妹さんは了解したのか?」
「ええ………。稲生家も力添えをすると………。」
「そうか…………。じゃあそうするか…………。
ちょうど理央がイギリスから帰ってくるからこっそり見守らせよう。
莉依紗は裃の学園長をやってくれないか?」
「私が!?」
「安藤君は孫が住む場所の近くの学校から見守ってもらうことにするから。遥さんもな。」
「…………分かりました。」
そうして今に至る。
-莉依紗side end-
高熱が出て入院させた病院で子供が狙われた。
国松を潜入させて調べさせたところ、夜病室に入り込んだやつがいたらしい。
それは恵梨香が手配した殺し屋。
脅しのために毒針を打ち付ける算段だったらしい。
お金で雇われたやつだったからボロボロと喋ってくれたわ。
「本気………だったな、恵梨香。」
「ねえ………大樹、私の考えを怒らずに聞いてくれないかしら?」
「何………?」
「子供を………ユリを沙那に預ける。」
「………俺も同じこと考えていた。稲生家は山岸家、秋本家とも関係が深いからな。」
「後継者………恵梨香の子…………。」
「俺が絶対阻止するから」
後日お義父様に話した。
「妹さんは了解したのか?」
「ええ………。稲生家も力添えをすると………。」
「そうか…………。じゃあそうするか…………。
ちょうど理央がイギリスから帰ってくるからこっそり見守らせよう。
莉依紗は裃の学園長をやってくれないか?」
「私が!?」
「安藤君は孫が住む場所の近くの学校から見守ってもらうことにするから。遥さんもな。」
「…………分かりました。」
そうして今に至る。
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