お嬢様の秘密Ⅱ
対面
30階ほどもある高層ビル。
…………広い。
地価が結構高いところに本社を置いているのはさすがの一言。
「ユリお嬢様。ようこそお越しくださいました。私、旦那様の執事でございます、桜井広大でございます。」
「お祖父様、お久しぶりでございます。玲央からは良い便りが届いております。」
「それは良かった。………しかし私的な話をお嬢様の前で話すとはお前は気が抜けたのか!」
「広大さん………。そろそろご案内を。私は、この会社にいるところをなるべく見られないように素早く動けと言われておりますので。」
「申し訳ありません。お嬢様。ではご案内いたしましょう。」
あとから聞いたけど優秀な執事を輩出し続けている桜井家。
そんな家の現当主は厳しい人なんだろうか。
「ねえ理央?広大さんはいつもこんな感じなの?」
広大さんのビシッとした姿勢を見ながらこっそり聞いてみた。
「身内には厳しい方で………。でもそのおかげで今の桜井家があるんです。
日本で初めて執事の最高ランクである最高ランクであるSランクを最速で取ったので執事界では伝説なんですよ。」
そんなにすごい人だったのね………
このビルは30階建てのはずなのになぜか20階に案内された。
「社長室って最上階にあるのかと思っていました。」
「21階以上は旦那様がお泊りになる部屋やお客様用の客室になっているんですよ。
理央は何回も行っているね。」
「はい。それはとても素晴らしいお部屋でした。ちなみに20階以上は真ん中が吹き抜けになっているんですよ。
おかげでとても広く感じます。」
………すごい構造なのね……
ガラス張りだな………と思ってたのはこういうことだったのね。
…………広い。
地価が結構高いところに本社を置いているのはさすがの一言。
「ユリお嬢様。ようこそお越しくださいました。私、旦那様の執事でございます、桜井広大でございます。」
「お祖父様、お久しぶりでございます。玲央からは良い便りが届いております。」
「それは良かった。………しかし私的な話をお嬢様の前で話すとはお前は気が抜けたのか!」
「広大さん………。そろそろご案内を。私は、この会社にいるところをなるべく見られないように素早く動けと言われておりますので。」
「申し訳ありません。お嬢様。ではご案内いたしましょう。」
あとから聞いたけど優秀な執事を輩出し続けている桜井家。
そんな家の現当主は厳しい人なんだろうか。
「ねえ理央?広大さんはいつもこんな感じなの?」
広大さんのビシッとした姿勢を見ながらこっそり聞いてみた。
「身内には厳しい方で………。でもそのおかげで今の桜井家があるんです。
日本で初めて執事の最高ランクである最高ランクであるSランクを最速で取ったので執事界では伝説なんですよ。」
そんなにすごい人だったのね………
このビルは30階建てのはずなのになぜか20階に案内された。
「社長室って最上階にあるのかと思っていました。」
「21階以上は旦那様がお泊りになる部屋やお客様用の客室になっているんですよ。
理央は何回も行っているね。」
「はい。それはとても素晴らしいお部屋でした。ちなみに20階以上は真ん中が吹き抜けになっているんですよ。
おかげでとても広く感じます。」
………すごい構造なのね……
ガラス張りだな………と思ってたのはこういうことだったのね。