お嬢様の秘密Ⅱ
今思えばメイドが気合入れて私を磨いていたのは大樹がいたことを知っていたからだったのね……。


目がニヤついていたもの。


「今何を考えた?」


大樹が少し不機嫌になる。


「今日、お風呂から上がったらメイドがいつもより念入りに私を磨いてくれたのを思い出したのよ。」


「なるほどな。………お前、まだそんなことを考えている余裕あるんだな。」


起き上がった大樹は私を抱き寄せた………ってちょっと!


「隠すものがないじゃない!」


涙目で訴えたら


「だって俺のこと以外を考えている余裕あるんだろ?」


耳元で囁いてくる。


もう完敗だ。


「………電気を消してくれる?」


「こうか?」


私を抱き上げたままリモコンを操作する。


大樹がベットの上に座ったのを確認して大樹にすり寄った。


「………胸の感触よすぎ。また大きくなったのか?」


「大樹と付き合う前と比べて2カップは上がったわ。」


「………俺の理性を壊す気か………。」


そうしたのは大樹でしょう?


「大樹、まだ足りない。もっと………私を愛してよ。」


自分からキスした。


また押し倒される。





朝部屋を開けた国松にびっくりされるまでずっと抱き合っていた。



-莉依紗side end-
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