お嬢様の秘密Ⅱ
6章
襲撃
「………ユリ?ちょっといいかしら?」
授業が終わり、荷物を片付け終わって広大さんを呼びに行こうとした時真理亜様に話しかけられた。
真理亜様が葵と付き合っているという報告をしてから1ヶ月ほど経っただろうか。
あの日以来私はずっと寝れていない気がする。
会うたびに夏菜に泣きそうな顔をさせてしまって………
反対に真理亜様はなぜか急に私への態度は温和になった気がする………。
会うたびに他愛ない話が出来るようになっていた。
………取り巻きの睨みはすごかったけど。
「お姉様?どうなさいましたか?」
「今日は久しぶりに天気がいいの。一緒に散歩しませんか?」
「真理亜様!私たちもご一緒させてください!!」
すかさず取り巻きが真理亜に返事を求める。
………私への睨みを忘れずに。
「私はユリを誘っているの。………そっとしておいて?」
穏やかな口調だが目が笑っていなかった。
陽菜だけが気づいたみたいで、袖を引っ張って退散し始めた。
………断れるわけがない。
「………はい、喜んで。」
「では行きましょうか。授業はもう終わりましたし。」
クラスの人たちがこちらを見守る中、私は真理亜の椅子を引いてフラワーガーデンに移動した。
授業が終わり、荷物を片付け終わって広大さんを呼びに行こうとした時真理亜様に話しかけられた。
真理亜様が葵と付き合っているという報告をしてから1ヶ月ほど経っただろうか。
あの日以来私はずっと寝れていない気がする。
会うたびに夏菜に泣きそうな顔をさせてしまって………
反対に真理亜様はなぜか急に私への態度は温和になった気がする………。
会うたびに他愛ない話が出来るようになっていた。
………取り巻きの睨みはすごかったけど。
「お姉様?どうなさいましたか?」
「今日は久しぶりに天気がいいの。一緒に散歩しませんか?」
「真理亜様!私たちもご一緒させてください!!」
すかさず取り巻きが真理亜に返事を求める。
………私への睨みを忘れずに。
「私はユリを誘っているの。………そっとしておいて?」
穏やかな口調だが目が笑っていなかった。
陽菜だけが気づいたみたいで、袖を引っ張って退散し始めた。
………断れるわけがない。
「………はい、喜んで。」
「では行きましょうか。授業はもう終わりましたし。」
クラスの人たちがこちらを見守る中、私は真理亜の椅子を引いてフラワーガーデンに移動した。