お嬢様の秘密Ⅱ
「今日はもう寝ろよ。疲れただろ?」


ゆっくりと私から離れた。


立ち上がった葵にしがみつこうとしたけどよろけてしまった。


「おっと………大丈夫か?」


「ねえ………お願い行かないで………葵がいないと寝れないの………。」


「………お前の技は天然だから怖いんだけど。そういえば浅井がニヤニヤしてたってことは少しは教えてるのか……。」


何やらブツブツ言っているけど聞こえなかった。


「とりあえずベットいく?」


「うん。」


葵はベットに座ってポンポンと隣を叩く。


そこに座れってことかな………?


とりあえず座ってみた。


「一晩かけて消毒してやる。」


いきなり葵が押し倒してきた。


組み敷かれて動けない。


「………今日は寝れなくてもいいよな?」


「………いいよ。」


私の腰や胸を撫で回され、首筋を舐められる。


「………あ……や…………。」


自分の聞きなれない声に恥ずかしくなる。


「感じやすいんだな?我慢するなよ………。」


妖艶に笑った葵はいつもと違って見えた。


葵からのキスに夢中になっていて服が脱がされていることに気づかなかった。


「………煽らせるの上手いよな………。」


床に私が着ていたものや、葵が着ていたものが落ちている。


「………割と胸デカいよな。」


揉まれて堪らず声が出る。


「………私両親に似ていないから容姿とかスタイルとか自信ないんだけど。」


「………お前は可愛い………。」


耳元で囁かれた声に思わず顔を隠した。

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