お嬢様の秘密Ⅱ
夏菜と合流し、高澤家の車で移動し、連れて行かれたのは………


「何ここ………。」


「ユリを磨きたかったのよ!!高澤くんは適当に時間潰しといて?」


「ああ。ユリをよろしく。」


エステ………


しかもここかなり高額って有名………


「2時間コースで。こっちの子をよろしくね。」


「かしこまりました。」


ユリに背中をドンと押されお姉様方に連れて行かれた。







ー2時間後


「………疲れた。」


「でもすごくキレイよ!素がいいと違うわね!」


………素よくないよ?






ちょうど葵が迎えに来てくれたので次のお店に連れて行かれた。


「うーん………ユリって赤も似合うけど初めて出るなら可愛らしい感じかしら。」


「ではこちらのピンクの方はいかかでしょう。」


「いいんじゃないか?それにしようか。」


「高澤君が納得するならいいわね。」


………1時間葵と夏菜にドレスで着せ替え人形にされた。


私はされるがままになっていてクタクタ………


「じゃあこれで会計を。」


あ、葵が値札を見ずに買っちゃった!!


「葵……お会計は………。」


「心配するな。広大さんに借りているカードだから。」


広大さんはお祖父様の方へ行くそうで私のことを全て2人に任せているらしい。


………迷惑でごめんなさい。


口に出すと怒るので心の中でそっと謝った。

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