お嬢様の秘密Ⅱ

重なる思い

薄暗い寝室のベッドで2人座っていた。


「………助けるのが遅くなってごめんな。」


「助けに来てくれただけで嬉しかった。………ありがとう。」


私の頭をそっと撫でで一緒にベッドに横になる。


「おやすみ。」


お互い背を背けて寝るけど。


………葵ってやっぱり私のこと釣り合わないって思ってるのかな。


女の子たちに言われたことを思い出してしまった。


あんなかわいい子たちの方が葵って好きなのかな………。


「葵………。」


葵の方に体を反転させた。


葵も同じように私に向いた。


「どうした?寝れないのか?」


心配そうに私を見てくれる瞳に安心感を感じた。


でも、スタイルが悪いっていう言葉をどうしても忘れることができなかった。


葵の腕にぎゅっとしがみついた。


「………ユリ、胸当たってる………。」


葵は困惑した様子だった。


「………やっぱり私ってスタイル悪いの?」


「………自覚なしはきついな。」


葵ははあっとため息をつくと、私の腰や胸を撫で回し始めた。


「………あっ………」


「折れそうなほど細いのに胸がデカくて。自覚してほしいな?」


葵の手がますます激しくなっていく。


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