お嬢様の秘密Ⅱ
-葵side-


どこで覚えてきたんだよ。


その技を。


「………葵…………っ………もっと」


いっぱいいっぱいになりながらも俺に応えようとするユリに歯止めが効かなくなりそうだった。


下着を脱がして膨らみに手を当てた。


ビクッと体が震えたがすぐにキスに応えてくれる。


「………んぁ………。」


………ここまで俺を煽らせた女はいなかった。


適当に流して。


相手も俺もそれでよかったし。


そんな過去の俺を責めたくなった。


「………愛してる………。」


ユリにキスしながら服を脱ぎ、胸に顔を寄せた。




「………私服着てない………。」


「今気づいたのか？………それだけ夢中になってたんだろ？」


からかってみると、顔を背けて拗ねられた。


「………悪い？」


どうしたら直してくれるかな。


………その前にもう我慢の限界。


「………ユリ？機嫌を直してよ。」


「………モデルさんたちに貧乳って言われたんだけど………。」


「ふうん？じゃあ大きくしてやろうか？」


………あいつらユリに何見てんだよ。


………これ以上大きくしてどうするんだよ………


「…………いやあ……っ………。」


ユリの声に俺に我慢の限界はとっくに超えていた。


俺はユリを一晩中寝かすことが出来なかった。





-葵side end-

< 238 / 318 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop